ポルトガルは、ユーラシア大陸の西の最果てに位置する国する国です。。スペインの左側といえばわかりやすいかもしれません。国土はだいたい日本の4分の1程度で、気候は風土によってさまざま。人口は約1,000万人。首都はリスボン。公用語はポルトガル語。
ワインボトルの栓などに使われている「コルク」はポルトガルの特産物で、世界シェア50%以上も占めています。
1543年、ポルトガル人が種子島に漂着し日本に鉄砲が伝わったことをはじめ、ポルトガルと日本は昔から深い関係をもってきました。その後の1549年、キリスト教を伝えたイエズス会の“フランシスコ・ザビエル”が渡来したことはあまりにも有名な歴史的事実でしょう。
その後も江戸幕府が鎖国を決め、外国船入港の禁止が決まった1639年までの約100年の間、日本とポルトガルは九州を中心に密接な関係が続いた。日本語としてなじみが深い「コンペイトウ」「テンプラ」「パン」「ボタン」などといった日本語は、ポルトガル語が語源であるのはあまり知られていない事実かもしれない。
また、ポルトガルは世界遺産が多くあるので有名。リスボンのジェロニモス修道院やベレンの塔をはじめ、文化遺産が10、自然遺産が2つある。世界遺産そのものも大事だが、ぜひ注目したいのが建築様式。海草や船のロープやなどをコラージュした斬新的な装飾芸術ともいえるマヌエル建築様式だ。マヌエル様式はポルトガル独特の様式で、大航海時代の建築物などにみられ、マヌエル1世の時に発展した。
また、アズレージョと呼ばれている絵タイル芸術は、イスラムや東洋文化の影響をうけたものだが、しっかりともポルトガル文化として根付いており、教会をはじめ街のあちこちで見られるので、ぜひ注目していただきたい。